マルカイフーズ株式会社
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2011 年 10 月 のアーカイブ

2011年11月号  美味しいものには福来る。

2011 年 10 月 15 日 土曜日

みなさん、こんにちは。

街行く学生の衣替え風景をみますと、あ~すっかり秋になったんだなぁって感じる今日この頃ですが、皆様におかれましては、いかがお過ごしでしょうか?

秋と言えば、「読書」、「運動」、「食欲」と定番がありますが、みなさんはどれが一番好きでしょうか。小生はもっぱら「食欲」派でしたが、今年は文学的なものにひたってみようと思いつき「読書」をやってみることといたしました。ただ最初から飛ばしても続かないと思い、簡単な少し薄めの本を書店で早速買ってきました。早速読んだところ、2時間で読破です! あ~、結構読めるなぁって自分でも感心していたのですが、ふと気付くと、「さっきの本、何が書いてあったんだっけ」と、あまり内容を記憶しておりませんでした。う~ん、どうやら活字を読んでいるだけで何も考えていなかったことに気づき、改めて読み返しているところです。でも考えながら読んでいると、普段本などあまり読んでいないせいか、思いのほか疲れてきます。2時間で読み切った本ですが、同じ2時間でもまだ4分の1程度しか読み返せておりません。これではいけません。脳の考える力を持続させるためには、何か栄養となるものをとらないと・・・・。ついつい「食欲」の秋に戻ってしましました。やっぱり、こっちの方があっているかも!?

さて今月号の内容は次のとおりです。

1 今シーズンの煮干しの生産状況

2 今月のおすすめ商品

3 マルカイフーズの四方山話 ===親子料理教室===

それでは、本題に入ります。

 

 

1 今シーズンの煮干しの生産状況

先月号(2011年10月号)でもお伝えいたしましたが、今年の煮干しの品質は、近年になく本当に良くありません。魚の脂分が多いのが原因ですが、なかなか脂分が抜けた良い煮干しが出来上がりません。また、チリメンやカエリなど小型の魚も水揚げ量が少なくなっており、価格的には、品質にあっていない相場で市場は推移しております。

現在では、チリメン、カエリ、中羽クラスの魚を主体に各地で水揚げされておりますが、数回水揚げされた後に全く獲れなくなっただの、散発的な漁模様であることがうかがえます。このような状況が今シーズンの初めから続いておりますので、良品質のものにつきましては品薄状態が続いている状況はかわりありませんが、低品質のものが過剰気味となってきております。

他の魚種では、アジの煮干しやウルメイワシの煮干しが少しずつ生産量が増えてきました。こちらも少し脂がのっているものが多くありますが、良品もそこそこありますので、少しは期待が持てそうです。水温が下がってきますと脂物が多くなってきますので、今後の短期間での水揚げ状況を注意深く見守りたいと思います。

 

 

2 今月のおすすめ商品

今月は、「にぼし 瀬戸内海産 150g」商品を御紹介いたします。

いいダシがとれますよ。そのまま食べても美味しい!

これから寒くなる季節、あたたかい料理がとても恋しく感じる時期です。あたたかい味噌汁なんて、「あ~、日本人で良かった~。」なんて感じさせてくれる一品ではないでしょうか。

最近では、お湯を注いで簡単に作れるインスタント系のお味噌汁が多く出回っておりますが、現代のような忙しい時代にはとても合っていると思います。このインスタントみそ汁も飲んでみると「けっこうイケル」と思うものもありますが、やはり味が濃い目のものが多いかなぁっと感じます。これは味噌の味が強く出すぎているのと同時に、「ダシ」のうま味、香りがうまく生かされていないのではないかと感じます。

せっかくなので、おいしい味噌汁を飲んでみませんか? 確かに煮干しで「ダシ」を取るのは手間がかかります。10歳までの子供を持つ母親が対象のとあるアンケート調査では、煮干しや昆布など天然の素材を使ってダシを取っている人は、全体の約23%程度にしかすぎませんでした。また、「ダシの取り方をしっている」人は約93%と高い比率でしたが、そのうち実際にダシを取ったことがありますかとの質問に、「一度もとったことがない。」や「数回だけ。」の人を合わせると実に約44%の人がいたそうです。

このような現実のもとでは、素材から「ダシ」を取ってもらうことを広めるためには相当なPRが必要だと思いますが、でも、同じ食べるのであればおいしいものを食べたいと思いませんか。毎日とは言いませんので、週1回でも煮干しでとったダシを使った味噌汁を飲んでみませんか。お金を余りかけずに家庭でもできる一流の味です。是非一度お試ししください。

【お手軽なダシの取り方】

①お鍋に水1リットルを入れ、その中に煮干しを25g~40g入れて約30分間浸けておきます。使う煮干しの量は、水の量に対し約3~5%程度を目安にしてください。(煮干しの頭と腹わたを取り除く必要はありませんが、取り除きますと薄めの上品な味わいのダシに仕上がります。味噌汁のような味の濃いものには煮干しをそのままお使いになってもOKです。お吸い物のような素材や香りを楽しむようなものは、頭と腹わたを取り除いた上品なダシが良くあいます。お好みにより使い分けてください。)。

② ①で30分間浸けたものを強火にかけ、沸騰させます。沸騰後は、中火にして約5~8分程度煮出します。この時、表面に白い泡状のアクが浮いて参りますので、取り除いてください。

③ 中の煮干しを取り除いたら出来上がりです。(煮干しの破片などが気になる方には、キッチンペーパーなどでこして取り除くか、又は①の最初に水に浸ける際に、市販のダシパック袋に煮干しを入れてダシをとると大変便利です。

【美味しいお味噌汁の作り方】

今回はオーソドックスな、豆腐わかめの味噌汁を作ってみたいと思います。

(材料)4人分

・味噌50~60g ・豆腐1丁 ・油揚げ1枚 ・わかめ10g ・ねぎ少々 ・だし汁800cc

①豆腐は1cmの角切りにする。わかめは2~3cm程度に切る。(カットわかめはそのまま使う。)

②油揚げは熱湯を上からかけて油抜きをしたのち、細切りにする。

③鍋にだし汁を入れ中火にかけ、温まったら豆腐、わかめ、油揚げを入れて煮ます。

④一旦火を止めて煮立ちをしずめたところに味噌を溶き入れます。

⑤刻んだネギを入れて再度中火にかけ、グラッときたらすぐに火を止めて、完成です。

 

・・・商品特徴・・・

①波の穏やかな瀬戸内海で育った魚は身が柔らかいため、ダシが良く取れます。

②瀬戸内海産の煮干しの中でも、脂分が少ないものだけを選びました。

③「ダシ」を取るだけでなく、食べてもおいしくお召し上がりいただけます。

④煮干しの製造時に添加物である酸化防止剤は使っておりませんので、安心してお召し上がりいただけます。

 

是非一度お試しください。お買い求めは、スーパー、ネットショッピングで。

 

 

3 マルカイフーズの四方山話

今回は、9月11日(日)に広島市内で開催されました「ママ愛」主催の親子料理教室の模様をお知らせいたします。

その前に「ママ愛」とは、「ママ愛クックスタジオ」を運営する広島市内の元気な、本当に元気なお母様方の集まりで、食品メーカーやスーパーなどとは違った生活者の目線で料理を美味しく楽しく作って、子供達に喜んでもらうため、色々なレシピを開発したり、食育活動などを積極的に行っている会です。本当にパワフルなメンバーばっかりですよ~。

当日の親子料理教室では、広島の郷土料理「だんご汁」をみんなで作りました。実は小生、この料理教室に来るまで郷土料理に「だんご汁」があったなんて、全く知りませんでした。「だんご汁」とは、だんご粉とみじん切りの野菜で作ったお団子が入った白みそ仕立てのおしるなんですが、食べると「ウマイ!!!」。

当日は8組の親子が参加し、ママ愛のお母様方の指導のもと、親子で楽しくクッキングが始まりました。

皆さん真剣な眼差しで説明を聞いております。

まず、お汁のダシをとるところからスタートです。煮干しの頭と腹わたをとって水に浸けて・・・・・。煮干しを見たことのない子供達は、「へ~、こんなにして使うんだ。」とか「僕が頭を取るからね!」って言いながら子供達同士で煮干しの奪い合いも起きていました。中には、煮干しを片手に丸ごとムシャムシャと食べている子供もおり、「おいし~い」なんて、こちらの方がびっくりするくらいの満面の笑顔をしていました。

僕が頭取るからね~

上手にだしが取れたかな~?

次に、にんじん等の野菜を切って、だんご粉と水を入れてコネコネ。子供たちの包丁使いに「ワーワー、キャーキャー」と言いながら奮闘中のお父さん、お母さんはクタクタながらも、とっても楽しそうでした。

上手に切れたかな?

おいしくな~れ!

だし汁に白みそを入れてできたお汁に、茹でただんごを入れれば完成です。別に作っておいたタケノコご飯と一緒に美味しく頂きました。

イケてます!

うん。おいちいよ。

後片付け中に子供達に話を聞くと、「母ちゃんのつくるのより、ウマイ!」などとお母さんを困らせる発言が飛び出し爆笑でしたが、お母さんからも「ダシを取るのは普段やらないけど、こんなに美味しくできるなんてとても勉強になりました。」など、うれしい感想も頂けました。とあるお父さんからは、「普段家事なんてしません。今日も知らないうちに嫁が申し込んでいて・・・。でも楽しかったし、美味しかったなぁ。家事はやらないと思うけど、嫁と子供の笑顔が心に残りました。内緒ですよ。」ってそっと話をしてくれました。

ママ愛の皆様も、料理を通じてこの様な感動が広がるのを期待しているのではないでしょうか。小生といたしましても、食品メーカーとしてこの様な感動の縁の下の力持ちになれればと考えております。

最後になりましたが、この場をお借りいたしまして、今回の料理教室を取り仕切って頂いたママ愛の皆様、おいしい味噌のお話をして頂きました新庄みそ様、だんごのウンチクを教えて頂きました上万様には、心より感謝申しあげます。さて、次回はどこで・・・・。

 

 

次回をお楽しみに~~~

 

 

 

 


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